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概要

横浜創英大学

31YOKOHAMA SOEI UNIVERSITY多様なニーズに対応できるよう、保育者としての動機づけを明確にこども教育学部 教授 溝口 武史MIZOKUCHI TAKESHIMessage 02保育者としてのビジョンやイメージが明確に持てるように 短期大学や専門学校とは違い、余裕を持ったカリキュラムの中で、じっくりと考えながら取り組める時間はかけがえのないものです。その中で保育者としてのしっかりとした動機づけ、つまり、子どもたちにどう育ってほしいかというビジョンや皆さんたちがどんな保育者になりたいかといったイメージを明確に持てるよう、学びを深めることが大切です。これからの保育の現場では、多様なニーズに応えていかなければなりません。子どもの育ちを支えるのはもちろんのこと、保護者への対応、地域との関わりが求められると同時に、障がいや家庭的背景など、問題を抱えた子どもたちも増えています。そうした仕事に携わっていくわけですから、保育者としての動機づけを明確に持っていなければ、これからの現場では通用しないと私は考えています。保育者として働き続けることが、現場環境を改善することにもつながる 男性で保育者を目指す学生が増えているのは、うれしいことです。男性保育者の社会的ニーズは今後ますます増えていくでしょう。しかし残念ながら現状では、環境整備がついていっていません。更衣室やトイレの問題、給与、福利厚生…。またこれは女性のケースでも同じですが、保育者の継続年数は平均6 ? 7 年です。男女の性差なく、保育者として長く勤められる学生を育てたいというのが私たち教員全員の願いです。そうした人材を育成し、彼らが現場で生き生きと働き続けることで、環境も改善されていくと信じています。 私が専門の「体育Ⅰ・Ⅱ」では、自由に体を動かしながら、子どもの身体的発達やコミュニケーション能力の促進、社会のルールを覚えるなど、総合的な育ちを促す「自由遊び」について学びます。学生には子どもたちの単なる遊び相手ではなく、子どもの健やかな育ちをしっかりと考えられる保育者であるようにと指導しています。4 年間で保育の引き出しをいっぱいに詰めて、巣立っていってください。MY STORY「体育Ⅰ・Ⅱ」の授業風景。学生が自ら体を動かしながら楽しむことで、身・体・知のバランスがとれた保育者へと成長することができます。高校までにあまりスポーツや運動を行ってない人には特に大事な、将来の保育現場で役立つ授業です。大学の教育学部では中学・高等学校の体育教員免許を取得し、都内の幼稚園で運動に関する指導、サポートのお手伝いを経験しました。大学院修了後はこれが縁となって、本格的な保育の現場へ。副園長として、主に子どもたちの健全な育ちを促すことを狙いとした教育課程や行事計画、保育計画を立てる仕事に携わりました。教育が子どもの育ちにどう影響するのかをリアルタイムで観察できた経験が、学生たちを指導する上で役に立っています。