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ホーム大学案内情報公開教育上の目的に応じ学生が修得すべき知識及び能力に関する情報 こども教育学部

Information on the knowledge and skills

教育上の目的に応じ学生が修得すべき知識及び能力に関する情報 こども教育学部

(1)人間性と論理性を身につけた人材の育成

   人間性と論理性を兼ね備えた人材の育成を重視し、自然科学の論理的な思考能力育成に向けて教授するサイエンス・リテラシー領域と、人の育ちに関わる者に求められる感性と倫理観、より深い人間理解、自己理解に向けて教授するヒューマン・リテラシー領域の2領域から成る教養科目を設定しています。

(2)幼児教育・保育に関する専門知識・技術の習得

   教養科目での基礎的学びの上に、幼児教育・保育に関する専門的知識・技能を修得するための8つの科目区分から成る専門科目を設定しています。

①教育・保育の研究

   教育と保育に関する原理や歴史的背景、制度などについての基礎的素地を養うとともに、その構造と職務に関する理解を深めます。
   1年次の「幼児教育実地研究」では、実際に幼稚園において観察を行い、子ども、保育現場、保育実践を体験的に学びます。また、同じく1年次前期の「基礎ゼミナール」では少人数ゼミ形式で、大学で学ぶことの意義を見つめ直し、「子ども」や「教育」「保育」などのテーマのディスカッションを通じ、子どもや教育への志向性を高め、それらをめぐる問題について探求していく姿勢を培います。

②保育の理解

   幼児の発達理解の方法(領域の概念)について学ぶとともに、領域相互の関連を考えながら保育の全体的枠組みについて理解を深めます。
   幼児教育・保育は、小学校以上の教育方法、内容とは大きく異なり、子ども一人ひとりの生活の中で、全体像を捉えながら育ちを見極め、適切に援助していくところに特徴があります。保育内容・領域という考え方と、各領域の内容を学び、幼児教育・保育の全体的枠組みを理解します。さらに、具体的な保育の方法、教材研究の方法についても学びます。

③子どもの心理と臨床

   こころの発達理解や個別の事例に関して心理学的側面から学修を進めます。
   乳幼児のこころを理解することは、乳幼児の発達を支援し、潜在する能力あるいはその可能性を引き出そうとする保育者に必須の課題であり、また保育実践の前提に置かれるものです。子どもの心理的発達の過程と、そこで生じる様々な発達的問題とそれに対する支援について学びます。

④生活と福祉

   福祉の本質や目的を理解するとともに、子育て支援を推進するための指導的役割を担うことのできる人材となるために必要な学びを提供します。
   児童や家庭をめぐる福祉の全体像、歴史について学び、現代社会の抱える課題等について学修を深めます。特に、現代社会的に求められている子育て支援、特別支援保育については詳しく学びます。

⑤生活と健康

   子どもの健康に関わる内容を、複合的な視点(医学的、栄養学的、教育学的、体育学的)から支えることが出来るような知識・技術を取得し援助方法を学びます。
   子どもの心身の健康増進、そのための指導法に関する基礎的知識を身につけたうえで、現場の保育者に求められる応用的な知識・技術を学び身につける事を目標とします。さらに、近年ニーズの増加してきている病中・病後にあり特別な配慮を必要とする子どもの保育について、基礎と保育の実際を学びます。

⑥保育文化と表現活動

   保育現場における実践にかかわる知識・技術の学修を行うとともに、豊かな人間性や感性を身につけることを支援するために、保育文化と表現活動に関する科目群を設置し、学修します。
   豊かな人間性や感性を養うためには、個々の取り組みが必要となりますが、こども教育学部幼児教育学科としては表現技能につながる教育内容を用意し、こうした学生の取り組みを支援します。

⑦卒業研究

   興味を持ったテーマに沿って収集した資料に基づき、論理的に思考を展開する方法を学ぶものです。2年間の学びや体験の中から自分の研究テーマを考えていくことからスタートします。
   3年次の「卒業研究ゼミナール」では、ゼミ毎に指導を受け、研究方法について学びます。4年次の「卒業研究」は3年次の「卒業研究ゼミナール」での学修をもとに2年間を通して同じゼミで進めていきます。最終的には、研究テーマに沿った資料収集、分析、仮説設定、検証といった一連の研究の流れを修得するとともに、研究論文を作成します。

⑧実習

   本学部には、幼稚園教諭免許科目である「幼稚園教育実習Ⅰ」「幼稚園教育実習Ⅱ」、保育士資格科目である「保育実習ⅠA(保育所)」「保育実習ⅠB(施設)」「保育実習Ⅱ(保育所)」、「保育実習Ⅲ(施設)」の6つの実習が用意されています。これら実習の最大の目的は、大学で学んだ理論、知識、技術を、現場で実際に子どもたちと触れ合い、参加することを通して確認し、修得することです。
   現場に入ることで、保育者が子どもの命を預かる立場にあること、子どもの育ちに大きな影響を与える立場にあることについて、学生の自覚を高めることも重要なねらいとなります。実習体験を通して、子どもというもの、保育という営みについて理解を深め、保育の技術を身につけ、保育者の役割、使命について自覚を持ち、現場に立つために必要な準備を完了させることが目標です。

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