個性を生かす「特修プログラム」
自らの興味・関心や適性に応じて、学びたい方向や目的を決定し、卒業必修科目、選択科目を意図的、計画的,体系的に履修できるように「特修プログラム」を複数コース 設定しています。
個性を生かした履修となるので、積極的に活用してください。プログラム完了者には「修了証」を発行します。
<造形遊びの達人を目指そう!>「幼児の造形遊び」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
造形遊び指導の実際 | 4 | 特設科目 |
教材研究A(造形) | 3 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの表現Ⅱ(表現) | 3 | |
図画工作Ⅱ | 3 | |
図画工作Ⅰ | 2 | |
造形表現 | 1 | |
教職論(保育者論を含む) | 2 | 卒業必修科目 |
子どもの表現Ⅰ(表現) | 2 | |
発達心理学 | 1 | |
幼児教育実地研究 | 1 |
プログラムの特徴
造形遊びは、ものを加工すること、自己を表現することの二つの側面をもっている。 この内容は、ひとやものやこととの多様なかかわりの経験であり、子どもの健やかな育ちを支えてくれる。 本プログラムでは、造形遊びの意味を深く考え、実践的指導力を備えた人材の育成を目指す。
<音楽遊びの達人を目指そう!>「乳児・幼児の音楽遊び」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
乳児保育 | 2 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの表現Ⅱ(表現) | 3 | |
教材研究B(音楽) | 3 | |
音楽Ⅱ | 3 | |
音楽Ⅰ | 1 | 卒業必修科目 |
発達心理学 | 1 | |
幼児教育実地研究 | 1 | |
器楽Ⅰ | 2 | |
器楽Ⅱ | 2 | |
教職論(保育者論を含む) | 2 | |
子どもの表現Ⅰ(表現) | 2 |
プログラムの特徴
子どもにとって音の不思議さ面白さを感じたり、音楽で遊ぶことは主体的な活動であり、成長に大きく関わることである。
本プログラムでは子どもと音楽の関係を理解し、様々な技術を身に付け実質的な音楽指導力を持つ人材を育成することが目的である。
履修の概要
乳児・幼児の発達を理解し、子どもが主体的に育つ環境の設定のあり方を学ぶ。
「子どもの表現」では子どもの表現について様相、感受、周囲との呼応関係を学んで行く。 「教材研究」「音楽基礎」「音楽Ⅰ」等では様々な教材研究を通して子ども主体の表現活動を導くことができるように実践的に学ぶ。 また、実践に必要な基本的な技術も学んで行く。
<遊びの達人を目指そう!>「幼児の運動遊び」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
運動遊び指導の実際 | 4 | 特設科目 |
教材研究E(遊び文化) | 3 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの遊びⅡ(健康・環境) | 3 | |
教材研究C(運動) | 3 | |
体育Ⅱ | 3 | |
体育Ⅰ | 2 | |
教職論(保育者論を含む) | 2 | 卒業必修科目 |
子どもの遊びⅠ(健康・環境) | 2 | |
発達心理学 | 1 | |
幼児教育実地研究 | 1 |
プログラムの特徴
子どもの運動遊びは、それが、楽しい、いきいきとした、主体的な活動であり、子どもの育ちにとって有意義な経験となることが大切である。 本プログラムでは、その実現に向け、正しい認識と実践的指導力とを備えた人材の養成を目指す。
履修の概要
卒業必修科目のうち、上記の科目を特修プログラムとの関連を意識して学修することにより、子どもの発達や子供の遊び、ならびに、支援者の役割についての基本的な認識を持つ。
その上で、指定した選択科目を目的を持って履修し、子どもの遊びや運動の意義、支援法についてより進んだ学習を進める。
特設科目「運動遊び指導の実際」では、これまで学んできた知識・技能を実践的な場面に体験的に応用し、実践的な運動遊びの指導を可能とする資質を身に付ける。
<保育技術の達人になろう!>「保育者の保育技術の習得と向上」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
保育技術実践 | 4 | 特設科目 |
教育の方法と技術 | 3 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの表現Ⅱ(表現) | 3 | |
図画工作Ⅰ | 2 | |
図画工作Ⅱ | 3 | |
教材研究B(音楽) | 3 | |
教材研究A(造形) | 2 | |
幼児教育実地研究 | 1 | 卒業必修科目 |
子どもの表現Ⅰ(表現) | 2 |
プログラムの特徴
教材を使用して、また自分自身の身体や感性を使って、子どもたちに物語や思いを伝える手法である「保育技術」は、保育者が身に付けるべき重要な要素の一つである。
保育者は「保育技術」に関する引き出しを多く持っていたい。 保育現場において実践的な活動をするための技術を習得し、能力を高めていくことを目指す。
履修の概要
卒業必修科目のうち、上記の科目を特修プログラムとの関連を意識して学修することにより、保育技術についての基本的な認識を持つ。
その上で、指定した選択科目を目的を持って履修し、これまで学んできた知識・技能を実際的な場面に体験的に応用し、実践的な指導を可能とする資質を身に付ける。
特設科目「保育技術実践」では、実際に子どもの前で「演じる」「表現する」といった保育技術の実践を行う。
<現代保育のスペシャリストになろう!>「多様な保育ニーズ」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
子どもの保健Ⅰa | 1 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの保健Ⅰb | 2 | |
障がい児保育 | 2 | |
子どもの食と栄養 | 2 | |
子どもの保健Ⅱ | 2 | |
子どもの障がい論 | 3 - 4 | |
特別支援保育 | 3 - 4 | |
食育保育論 | 3 - 4 | |
子どもと自然 | 3 - 4 | |
病児・病後児保育論 | 3 - 4 | |
統合保育論 | 3 - 4 | |
保育内容総論 | 1 | 卒業必修科目 |
発達心理学 | 1 | |
教職論(保育者論を含む) | 2 | |
子どもの遊びⅠ | 2 |
プログラムの特徴
保育現場で求められている多様な保育ニーズへの対応を行うために、専門性の高い学びを積極的に行うことが大切である。 本プログラムでは病児病後児の受け入れや食にかかわる問題、障害に対する理解を深めノーマライゼーションの実現に向けた取り組みが可能となるよう、それぞれの課題に対応した知識や対応スキルの高い保育者を養成するためのものである。
履修の概要
上記の卒業必修科目の中で、特に保育ニーズにかかわる現状と課題及び子どもの心身の育ちについて、学年の早い段階で意識を高めながら学習を進める。 そのことを基礎として、子どもの健康状態や障がいに応じた保育の理解と技術を身に付けることにより、多様なニーズに対応できる保育者の資質を育成する。
<サイエンスに興味を持たせよう!>「サイエンス」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
科学館・博物館の実際 | 4 | 特設科目 |
サイエンスA(考え方) | 1 | 選択科目 (卒業必修以外) |
情報倫理 | 1 | |
医療・環境入門 | 1 | |
教養音楽 | 1 | |
子どもとメディア | 3 | |
子どもと自然 | 3 | |
生活 | 4 | |
サイエンスB(観察) | 1 | 卒業必修科目 |
器楽Ⅰ | 2 | |
器楽Ⅱ | 2 |
プログラムの特徴
子どものうちからサイエンスに慣れ親しむことは非常に大切であり、国の政策でも重要課題と位置づけている。 本プログラムでは、将来保育者になったときに、子どもたちにサイエンスの魅力を伝えられるような人材の育成を目指す。 音楽については、リベラルアーツの四科に位置し、サイエンスと関わりの深いものになっているので、このプログラムに一部加えている。
履修の概要
1年生科目のサイエンスA(考え方)とB(観察)を履修することにより、サイエンスの基本を学ぶ。 さらに、社会のサイエンス系で話題になっている情報、医療、環境のことを学ぶことで、具体的なことがらを身に付ける。 また、教養音楽はリベラルアーツにおいて数学に関わるものとして四科に加わっており、サイエンスに近い存在であるので、サイエンスという観点からも学修を進めてもらう。 2年生では、教養音楽の延長として器楽を学修し、3年生で具体的に子どもとサイエンスの関係を学習してもらう。 4年生の「生活」では、小学校の低学年で学ぶ理科と社会の系統を学修し、幼稚園や保育園を出てから最初に学ぶサイエンスについて知っておく。
特設科目「科学館・博物館の実際」では、国内にある科学館や博物館を実際に訪れ、子ども向けにどのような展示を行い、説明しているかを見聞する。
<コミュニケーションが得意な保育者になろう!>「ことばと文化」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
コミュニケーション論 | 1 | 選択科目 (卒業必修以外) |
比較文化論 | 1 | |
文学 | 1 | |
英語B(保育英語)、または 英語C(TOEIC・TOEFL等資格取得) |
1 | |
中国語、韓国語、フランス語の中から1科目以上 | 1 | |
子どもの生活Ⅱ(言語・人間関係) | 3 | |
子どもの表現Ⅱ(表現) | 3 | |
教材研究D(児童文学)、 または 教材研究E(遊び文化) |
3 | |
レポートの書き方 | 1 | 卒業必修科目 |
子どもの生活Ⅰ(言語・人間関係) | 2 | |
子どもの表現Ⅰ(表現) | 2 |
プログラムの特徴
昨今、日本国内にいても外国人と接することは珍しくなくなっている。 また、日本人であっても海外滞在経験等により多彩な考え方を持つ人が増え、以前よりも一層、多種多様な文化や価値観を理解し受容する必要性が高まっている。 さらに、他者理解だけではなく、自分自身をきちんと表現する方法を身に付けることも不可欠である。
学生自身がコミュニケーション力の高い人材となることはもちろんのこと、円滑なコミュニケーションができるように、子どもたちを力強くサポートできるような保育者になることも重要である。
本プログラムは、ことばと文化に関わる授業が中心となっている。 他者理解と自己表現の力を磨くことを目標とする。また、子どもをめぐる文化の諸相についても、高い意識を持つことができる人材の育成を目指す。
履修の概要
卒業必修科目のうち、上記の科目を特修プログラムとの関連を意識して学修することにより、学生自身がことばと文化への造詣を深め、さらに、子どものコミュニケーション力の支援にも生かせるようにする。
<保育のソーシャルワーク技術の向上を目指そう!>「社会福祉援助技術」
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
---|---|---|
子どもの障がい論 | 3 - 4 | 選択科目 (卒業必修以外) |
相談援助 | 3 | |
社会的養護内容 | 3 | |
社会的養護 | 2 | |
家庭支援論 | 2 | |
児童家庭福祉 | 2 | |
社会福祉 | 2 | |
家庭社会論 | 1 | |
コミュニケーション論 | 1 | |
心理学 | 1 |
プログラムの特徴
幼児教育の場でもある保育所や幼稚園などでは近年、発達障がいのある子どもを養育する家庭、子どもとかかわりが少なく育児に悩む家庭など、育児にかかわる悩みをもつ家庭が増えてきている。 場合によっては親自身にも障がいがあり、その悩みの内容も多様となってきている。
こうした世帯が抱える問題に、いち早く気づけるのが保育の現場である。
保育者が解決へ向けて寄り添いながら適切な支援に結びつけることでよりよいサポートにつながる。
社会福祉援助技術の特修プログラムでは、このような技術を身に付けられる養育者になるためのきっかけとして設定をした。
<自然環境の達人を目指そう!>「幼児の自然体験活動」(こども環境管理士2級資格)
授業科目名 | 履修学年 | 備考 |
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環境学習実践講座 | 4 | 特設科目 |
教材研究E(遊び文化) | 3 | 選択科目 (卒業必修以外) |
子どもの遊びⅡ(健康・環境) | 3 | |
子どもと自然 | 3 | |
食育保育論 | 3 | |
教職論(保育者論を含む) | 2 | 卒業必修科目 |
子どもの遊びⅠ(健康・環境) | 2 | |
発達心理学 | 1 | |
幼児教育実地研究 | 1 |
プログラムの特徴
幼児の自然体験活動では、健全な生態系を通じて、子どもたちに人と環境に優しい豊かな心を育てる保育者を目指す。 そのためには、保育者が、日常的に自然体験や生活体験の場や機会を子どもたちに提供することが大切になる。 そのような知識や技術、「気づき」を学生たちが学ぶことができる。
履修の概要
卒業必修科目のうち、上記の科目を特修プログラムとの関連を意識して学修することにより、子どもの発達段階を配慮した自然体験活動の大切さや、体験活動を通して、いろいろなことに「気づく目」「感じる心」を持った保育者になることができる。
その上で、指定した選択科目である、子どもの遊びや子どもと自然、食育保育論等を目的を持って履修することにより、さらに深化した学びになる。
特設科目「環境学習実践講座」では、ビオトープが、人間と自然・生き物とが共存している姿を表出した学ぶ場であることを実体験させたい。 また、「環境を守る最新知識」(第2版)のテキストを使い、「こども環境管理士2級」取得を目指す。