「貧困」は複合的な問題。その人生の背景を理解する「視野」を養う。
2025年度からスタートした新設科目「現代社会の諸相」(教養教育分野 選択科目)では、現代社会の最重要課題の一つである「貧困」をテーマに掲げています。
学生たちは、経済・教育・医療といった多層的な要因がどのように絡み合っているのかを、「キーワードマップ」を用いて可視化、多様な視点から、貧困の本質を理解するプロセスに挑戦しました。
毎回の対話から生まれる「キーワードマップ」

貧困は決して、単一の原因で起こるものではありません。 この授業では、ホームレス、こどもの教育格差、虐待、女性、高齢者、そして障がい者といった多岐にわたるテーマを毎回扱います。教員から提示される資料や問いかけを基に、学生たちは「何が問題の核心か」を考えます。それらを繋ぎ合わせ、一枚の「キーワードマップ」としてまとめ上げます。
「なぜ働いても貧困から抜け出せないのか」、「健康格差はどのように生まれるのか」、学生間で話し合い、思考を可視化することで、個人の背景にある社会構造を分析する力が養われていきます。
学びの集大成:グループ発表と個人レポート


第13~15回目の授業では、それまでに蓄積したキーワードマップを基に、グループワークと発表を行いました。
課題の背後にある社会的な現状を整理し、解決への方向性を発表しました。
最終レポートでは、自分自身の考えを論述。
15回の受講を経て、学生たちは「自己責任」という言葉では片付けられない、複雑な社会の仕組みを深く理解しました。
この学びを糧に、こども教育や看護の分野において学修をさらに深めていくことを期待しています!
~受講生の感想(一部)~
「貧困のきっかけがとても身近にあるということを実感しました。」
「貧困について、曖昧ではなく、はっきりと想像することができた。」
「貧困や格差には何か1つの原因というより、様々な要因が重なって生まれてしまう課題だと感じました。」
「発表資料をまとめることで、自分の中でも考えがより深まっていき、もっと知りたいと思えました。」
